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つむぎの館

Author:つむぎの館
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各種イベント情報から、「結城」周辺情報まで幅広くお伝えして参りたいと思っております。

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まとめ
11/29

“素材を活かす” 美しさへの憧れ

Category : 日記・雑感
20131129-1.jpg

紬の見方として、縦糸にどれくらい真綿糸が使われているか、
というのがあります。

凹凸のある真綿糸がタテヨコ交差することで、美しい風合いが生まれます。
結城紬のこの写真の、タテのすーっと入ってくる糸のライン。
これがないと、もっと平面的でより素朴さが強いものに感じられるはずです。

更紗の染帯は、染の技術の高さと、柄と色の組合せが主役ではあるのですが、
染め付けられるもとの生地・結城紬の風合いの良さが、
染が施されることでかえって際立つように思います。


縦糸はテンションがかかり、何度も開口するのに上下するので、
真綿糸=ふんわりした糸を縦糸にするのは難しいのですが、
結城には手織りはもちろん、動力織機を使って縦糸真綿糸を織る
技術があります。

ほんとうにシンプルな平織りの技術で、アクロバティックな織りの文様は
つくれないのだけれど、素材の扱いに関しては、他に類を見ない
技術力がある、ということだと思います。
そこに結城の産地は古来から価値観を置いてきたのか、
そうせざるを得ないものがあったのか、わかりませんが、
そうしてうまれるものの美しさには、憧れにちかいものを感じる、と
最近思っています。


20131129-3.jpg


冬の夕方は、木々が黒いシルエットになって見えて、強い景色。

凄くアウトドアに親しむわけではなく、凄くプリミティブに生きているわけでも
ないのですが、工芸に見られる自然と人との幸せな結びつきには、
何か大切なものがある、といつも思っています。



関根

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