03/31
春の庭だより
Category : 日記・雑感
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03/31
春の庭だよりCategory : 日記・雑感
01/29
早春の花Category : 日記・雑感
01/06
寒い日がつづきます。Category : 日記・雑感
あけましておめでとうございます!
2017年も皆さまと楽しい思い出を一緒に共有できたらな、と思います。 どうぞよろしくお願い致します。 皆さまは年末年始いかがお過ごしでしたか? お出かけされた方もいれば、お家でのんびりされた方もいらっしゃったのではないでしょうか。 私は大晦日に紅白歌合戦を観ていて、なんだか例年と違う雰囲気の紅白に戸惑っていました。笑 印象に残ったのは、熊本城バックに歌う氷川きよしで 「貫禄でてきたなぁ~。」と 感慨深いものを感じたのでした。 さて、2017年 初投稿です! 今日はとても寒かったのです。 夕方、陳列館のすぐそばにある水瓶に近づくと… ![]() ![]() あら? ![]() あれま! 凍っているではありませんか! もう夕方なのに!!(氷の厚さがけっこうあります!) 今日は朝6:00ぐらいの時点で-3℃だったそうです…。 寒い…。 霜柱もいっぱい立っています。 でも、これも冬ならではの景色で楽しいものです。 皆さま、寒いですが風邪などひかれませんよう、お気をつけください。 建物内は暖かいので、ぜひ遊びに来てくださいね! ちなみに、こんな日には結城紬の糸を用いたショール、おすすめですよ。 ![]() オンラインショップ http://yukitumugi.com/ 榮 11/29
“素材を活かす” 美しさへの憧れCategory : 日記・雑感
![]() 紬の見方として、縦糸にどれくらい真綿糸が使われているか、 というのがあります。 凹凸のある真綿糸がタテヨコ交差することで、美しい風合いが生まれます。 結城紬のこの写真の、タテのすーっと入ってくる糸のライン。 これがないと、もっと平面的でより素朴さが強いものに感じられるはずです。 更紗の染帯は、染の技術の高さと、柄と色の組合せが主役ではあるのですが、 染め付けられるもとの生地・結城紬の風合いの良さが、 染が施されることでかえって際立つように思います。 縦糸はテンションがかかり、何度も開口するのに上下するので、 真綿糸=ふんわりした糸を縦糸にするのは難しいのですが、 結城には手織りはもちろん、動力織機を使って縦糸真綿糸を織る 技術があります。 ほんとうにシンプルな平織りの技術で、アクロバティックな織りの文様は つくれないのだけれど、素材の扱いに関しては、他に類を見ない 技術力がある、ということだと思います。 そこに結城の産地は古来から価値観を置いてきたのか、 そうせざるを得ないものがあったのか、わかりませんが、 そうしてうまれるものの美しさには、憧れにちかいものを感じる、と 最近思っています。 ![]() 冬の夕方は、木々が黒いシルエットになって見えて、強い景色。 凄くアウトドアに親しむわけではなく、凄くプリミティブに生きているわけでも ないのですが、工芸に見られる自然と人との幸せな結びつきには、 何か大切なものがある、といつも思っています。 関根 08/19
ピンとこなCategory : 日記・雑感
夏きものに袖を通すのもあと10日、としみじみしている
お盆明けの月曜日です。 昨日はお休みで、話題の『風立ちぬ』を観てきました。 「凄く良かった」という人と、「ピンとこない」という人に 分かれるようですが、私は後者でした。 伝えたいことはわかるような気がするのですが、 なんででしょうか、ピンと来なかった、でも観た後に色々と 考えを巡らすものは大きくて、観た価値は充分にありました。 私が観ていて思ったのは、今は、テクノロジーの進歩により、 日常は複雑化していて、映画で描かれているようなストレートで 美しい生き方が、難しい世の中かもしれないけれど、 その中でも、美しさや、歓びを、見出して暮らしていたいなということ。 感想をいうのも、難しい映画です。 もちろん、ただ美しさが描かれているのではなくて、 人間のエゴイスティックなものを肯定している、力強い内容ともとれるのですが、 なぜかそこが、不思議と私には響きませんでした。 そして上記のようなことを思いました。 恋は一種の錯覚で、切なくて美しいものだけれど、たとえばその後の 生活のなかにあるおかしみや哀しみに、人生の手ざわりとか、 面白さがありそうなのに、と思ってしまうのはあくまでも個人的な感想で、 きちんと映画の内容をうけてとめての意見とは自分でも思えなくて (というのは、そういうことを否定している内容、というわけではないから) 批評としての価値はあまりないように思いますが、 私はそういうことを考えるタイプの人間だなぁと、改めて感じました。 それでやっぱり、しぶとく着ていく布、 人生の手ざわりを重ねていける布、きものってそういう感じで、 良い仕事に携われている、と嬉しくも感じた次第です。 関根 |